このブログは、メインブログ "tremplapin blog" 中の、エコロジーや、食、健康についての記事を取り上げ、
たいした知識はないですが、私なりに少しでも多く、地球に恩返しをするため、もうちょっと深く地球のことを考えたブログです。
いろいろなHPなどからの文をお借りして書いています。
偏った調べ方だったり、矛盾した考えがあったりするかもしれませんが、私の勉強がてら、みなさまが意識するきっかけになればと思います。
初めは、自分や家族の健康維持を考えることから意識し始めた、添加物、遺伝子組み換え、食肉のホルモン剤や抗生物質、予防接種などの問題が、
今 世界中で起こっているさまざまな問題に繋がっていることに気づき、一人でも多くの人に伝えたいという思いで始めました。
自分達の健康を見つめ直すことが、エコロジー(生態学)と繋がっていると思います。
母なる愛する地球に、少しでも多く「ありがとう」を言うために。


2009/10/09

必要じゃないもの 2

ベルリンのゴミ箱。

何年か前に ベルリンに行った時、
飲み終わったペットボトルや缶を返金してくれる回収機があって びっくりした。
おじいちゃん、子供たちが みんなこの機械にペットボトルを入れてるのを見た。
返金は たしか25cent〜50cent(30〜70円)くらい。
ペットボトルは、リサイクルじゃなく そのまま またリユースされるらしい。
だから、傷がついてるものもある。

ペットボトル回収機。

どうしてフランスや日本にないんだろう。
ドイツ、オランダ、ノルウェーなど ヨーロッパを中心に10カ国以上で行われてるみたいだけど。
もし 世界中にこんなのがあったら、
物乞いや路上生活をしてる人が 街中に落ちてるペットボトルを拾い集めて 
少し豊かになるし、街もきれいになるのに。

日本では、ペットボトルのリサイクルの割合は、半分以下だそう。
半分以上は ゴミとなって消却か埋め立てられる。
半分がリサイクルされるとしても、そのために他のエネルギーが必要になる。
ペットボトルからペットボトルへ生まれ変われるのは、
なんと、100本に対して たった5本だけらしい...

先日、パリのファッションウィーク中、お仕事の用事で 某大手ショールームに行った。
まず 入るなり、記念品の固くて丈夫なビニールでできたトートバッグを配られて 断った。
中には 雑誌も入ってた。会場にたくさん捨ててあった。
次にネックレス。きっともらった人は 家に帰ってすぐに どうしようって思うようなもの。
聞いた話によると、それは1万円くらいするものだそう。
入場用のパスなんだけど、そこまでする必要が分からない。
望んでないのに渡される。残ったものは、どうなるんだろう...

会場外では、たくさんの種類の飲み物が無料でいただける 有名メーカーのスタンドがあって、
テーブルの上には 飲みかけのプラスチックコップやペットボトルが 捨ててあった。
きっと 喉が渇いてない人も、"タダだから"って もらって、ちょっとだけ飲んで ゴミになる。
そして、分別もなにもない ひとつのゴミ箱へ。

必要ないものが どんどんどんどん生み出されすぎてる。

汗水流して 高い出展料を払って出展した人たちのお金が、
必要じゃないものに変わって、捨てられていた。
このシステムはおかしいと思った。

モロッコのゴミ箱。

モロッコへ行った時、真っ暗なお店が多かった。
客が来ると、電気を付ける。
レジもレシートもないし、第一、 "もの" に値段がなかった。
その人が気に入る値段。お店の人と話し合って、納得した値段。
電気は節約するのに、ミントティーは出してくれる。
お店は暗いけど、人々はとっても温かい。
食べるものといったら、タジンかクスクス。喉が渇いたらミントティー。
シンプルな生活。

モロッコへ行って 何度も思ったこと。
"無駄がない"。"ゴミが出ない"。

レシートやビニール袋、スーパーの野菜のラッピング、商品や郵便物の過剰包装、
意味のない勧誘の手紙、通販のカタログ、さまざまな記念品、作られ過ぎてるエコバッグ...
そんなのなくたって 不自由なく生活できる。
日本でもどこでも 田舎に行けば こういう生活がある。
自然に近いところに 答えは絶対にある...

4 件のコメント:

  1. これは私もいつも思います。同感です。
    本当に無駄ばかり。

    ペットボトルのリサイクルについてもそう!
    エコバックも..紙も

    私は普段ペットボトルの水を買わずに
    昔飲み干して空になったペットボトルや水筒をいくつか持って
    近所の井戸に汲みに行っています。

    やはり質素で素朴な生活がいいね...

    どれだけ無駄な物が多いのだろう。
    気が付いていない人々...もっと自分の周りを見渡して欲しいな...と
    思わずにはいられません。
    利益だけが先行して仕舞には地球がボロぞうきんになってしまうよね...

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  2. 海音さん
    おうちの近くに井戸があるんですか?
    えー 今度行きたいです。
    パリにあるんだー!
    (でも、古いペットボトルって菌が繁殖するから よくないですよ。)

    私 パリのゴミ分別が 信用できなくてしょうがないです。
    いつか紙の収集事務所でも作りたいなあ...
    紙のゴミがたくさん出るオフィスとか言って 注意しにいきたいです。笑

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  3. パリのゴミ分別の大雑把さにはホント驚くけれど、それが業務用のゴミとなるとさらになんでも一緒に捨てちゃってるの。燃えるものも燃えないものもプラゴミも電球も何もかも。こんな捨て方ありえないっていったら、後で分別する人がいるから大丈夫って言ってたけど、そんなの信じられない。おそろしいよね。
    一方あるフルーリストは森や自分の庭から採取してきた花材から出たゴミはまとめて田舎に持っていって肥料にしていたよ。でもね、市場で買ってきた花から出るゴミは一緒にしないっていうからなんで?って聞いたら「農薬がたくさん入ってるから使えない」って。。。この問題の根は深いね。。。

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  4. mgさん
    そう、ごっちゃになったゴミを分別する仕事の人がいるって、本当らしいですね。
    私も”黄色のふたのゴミ箱”が信用できなくて、家でまず、紙、プラスチックに分けて別のパッキングにして、
    捨てるようにしてます。(結局いっしょになるんだけど。泣)
    パリの人は道にポイポイ ゴミを捨てるけど、それは、
    ”清掃員に仕事を与えるため”だって聞いたことあります。
    うーん、、なんかおかしいなあ。このシステム..

    花材のお話...そっか!そんなところでも...
    本当に 深い深い問題ですね..

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