このブログは、メインブログ "tremplapin blog" 中の、エコロジーや、食、健康についての記事を取り上げ、
たいした知識はないですが、私なりに少しでも多く、地球に恩返しをするため、もうちょっと深く地球のことを考えたブログです。
いろいろなHPなどからの文をお借りして書いています。
偏った調べ方だったり、矛盾した考えがあったりするかもしれませんが、私の勉強がてら、みなさまが意識するきっかけになればと思います。
初めは、自分や家族の健康維持を考えることから意識し始めた、添加物、遺伝子組み換え、食肉のホルモン剤や抗生物質、予防接種などの問題が、
今 世界中で起こっているさまざまな問題に繋がっていることに気づき、一人でも多くの人に伝えたいという思いで始めました。
自分達の健康を見つめ直すことが、エコロジー(生態学)と繋がっていると思います。
母なる愛する地球に、少しでも多く「ありがとう」を言うために。


2010/05/11

オーガニックコスメのこと。5


合成洗剤と環境問題

河川・湖沼・海の汚染
一般のシャンプーや台所洗剤などの主成分である「合成界面活性剤」は、分解されにくく、
そのために河川・湖沼・海を汚染します。河川では分解されない合成界面活性剤、
とくにLAS(リニア・アルキルベンゼンスルホン酸塩)を含んだ水が水道水として利用され、
浄水処理をしても完全に取り除けないで、飲み水に含まれる不安が起きるのです。
また、湖沼や海では赤潮を発生させる原因にもなっています。
また、川や海のヘドロに合成界面活性剤がたまって魚類にも影響を与えます。

魚への魚毒性・植物生育への毒性
合成洗剤の環境への影響はとりわけ水生生物や河川・海洋の生態系にとって深刻です。
合成界面活性剤は魚のエラの組織を壊し、呼吸できなくなり死んでしまいます。
また、受精率の低下、奇形の発生など、魚類にさまざまな被害を与えます。
そして、私たちは、河川や海に流された合成洗剤を、食物連鎖を通じて口にしています。
また、植物では根に吸着、あるいは結合して、根とくに毛根や生長点に強く影響を与えるとの報告があります。

微生物生態系への影響
合成界面活性剤は微生物にも影響を与えます。下水処理場や屎尿処理場、
また各家庭でも使用している小型曝気式浄化槽にも影響を与えています。
これらの処理原理は、微生物によって下水中の有機物を食べさせて処理するものですが、
一緒に流入する合成界面活性剤が微生物の働きを阻止して有機物が分解されずに
流出されて河川や湖沼を汚染するのです。

[参考記事]


動物実験
医薬品を始め、化粧品、洗剤などのために、毎年何百という新規化学物質が作り出され、
その「安全性=危険性」を確かめるために、動物実験が制度化されています。
シャンプーが眼に入ったり、口紅の成分が口から体内に入ったり、肌からクリームがしみ込んだり、
ファンデーションを塗った肌が太陽光線にあったりしたときに、化粧品の成分が私たちの体に
どんな影響を及ぼすのかを、ウサギやモルモット、マウス、ラットといった動物たちが実験台となって、
化粧品の成分となる化学物質の毒性試験が行われています。動物たちは、痛くても苦しくてもそこから
逃げることはできず、実験が終わっても、健康な体に戻ることなく、すべて殺されて、廃棄処分にされます。

[参考記事]

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