このブログは、メインブログ "tremplapin blog" 中の、エコロジーや、食、健康についての記事を取り上げ、
たいした知識はないですが、私なりに少しでも多く、地球に恩返しをするため、もうちょっと深く地球のことを考えたブログです。
いろいろなHPなどからの文をお借りして書いています。
偏った調べ方だったり、矛盾した考えがあったりするかもしれませんが、私の勉強がてら、みなさまが意識するきっかけになればと思います。
初めは、自分や家族の健康維持を考えることから意識し始めた、添加物、遺伝子組み換え、食肉のホルモン剤や抗生物質、予防接種などの問題が、
今 世界中で起こっているさまざまな問題に繋がっていることに気づき、一人でも多くの人に伝えたいという思いで始めました。
自分達の健康を見つめ直すことが、エコロジー(生態学)と繋がっていると思います。
母なる愛する地球に、少しでも多く「ありがとう」を言うために。


2010/07/22

精白食品のこと。3


アメリカ合衆国(USA)ニューヨーク州で2008年、

パターソン知事が「砂糖入り飲料に対して18%の課税」を提案しました。

しかし、清涼飲料水大手のペプシコが州外への本社移転をほのめかすなど、

業界の猛烈な反対に遭い、同法案は撤回に追い込まれました。

一方、フランスやカナダなどの国々では、菓子・スナック菓子・砂糖入り飲料などに

高い税率を適用しています。 この白砂糖(以下、砂糖と表記)は、

サトウキビや甜菜などの絞り汁を精製したものです。


この精製過程で亜鉛酸ガス・石灰・アンモニアなどの化学物資が使用され、

真っ白に「化粧」が施されます。結果、生産された「化学製品」としての砂糖には、

素材が含有していたビタミンやミネラルは一切ありません。あるのは糖分(炭水化物)だけ。

自然界には、糖・ビタミン・ミネラル・たんぱく質・アミノ酸・乳酸菌などが純粋に、

それだけ単体として独立してあるということはありません。

ですから、精白された砂糖は、食べ物ではなく「白い純粋な化学物資」です。


さて問題は、砂糖が腸内での「消化・吸収」される過程で、ビタミンB群が使用され、

焦性ブドウ酸が生じて、酸性状態になります。

そこで本来の弱アルカリ性状態に戻るために、骨や血液中のカルシウムを奪い取ってしまいます。

つまり、「自然のもの」であるサトウキビや甜菜から、砂糖という「化学物資」になる過程で、

剥ぎ取られたしまったビタミンやミネラルを、体内での「消化吸収」の段階で必要となり、

それらを私たちの身体から奪い取るのです。

まさに、砂糖はビタミンやミネラルを盗み取る「強盗」です。

このように、ビタミンやミネラルのバランスが崩れますと、心身が狂います。

その必要とする量は、微量でも良いのですが、無いと心身が狂います。過剰になっても、心身が狂います。


イギリスのジョン・ワトキンス博士は、

「この世から、砂糖がなくなったら、精神と名のつく病気は、すべてなくなる」と言っています。

しかし、これは、余りにも控えめな表現であり、 「砂糖は万病の原因」と言っても過言ではありません。

「強盗」砂糖の恐ろしさは、その存在が目に見えないことです。

清涼飲料水・菓子パン・缶コーヒーなど、数え上げるとキリがありません。

子供たち(大人も?)が食事代わりに食べている食品のすべてに隠れています。

化学物質である砂糖が体内に入りますと、化学的処理によって「素っ裸にされた糖」ですから、

食べ物全体を分解する工程がないため、急激にぶどう糖に分解され、血管に入ります。

その結果、血中のぶどう糖が急増し、血糖値も急速に上昇します。

このような「急激な変化」は人間の生理システムとして未体験のことです。


人類誕生(ホモ・サピエンス)以来、私たちの先輩は、約20万年に亘って、

木の実や小動物を全体食(食べ物全体を食べる)していました。

特定の植物を人間の食べ物として栽培するようになったのは、今から約2万年前であり、

それを精白して一般的に食べるようになったのは、高々、100年ほど前のことです。

ですから、私たちの腸様を始めとする生理は、精白などの化学的処理で

「裸にされた糖」である部分食(砂糖)を、適正に消化吸収することに適応できないでおります。

つまり、どうして良いか分からないまま、慌てて過剰反応した膵臓から大量のインシュリンが分泌されます。

結果、今度は血糖値が異常に低くなり、低血糖となります。

そうしますと、脳のエネルギー源であるぶどう糖が極度に少ないのですから、脳の機能が麻痺してしまいます。

つまり、無気力・イライラ・気を失う・神経過敏・疲れ・めまい・眠い、などの症状がおきます。

まさに、子供たちの「キレる」「ムカつく」状態になります。

大人たちも、イライラし、キレやすく、些細なことにムカつきます。


更に、低血糖という異常な状態を、正常な血糖値に戻す機能(恒常性維持機能)が働き、

アドレナリンというホルモンが分泌されます。

このホルモンは、別名「攻撃性ホルモン」と言われているもので、上記の症状に「暴力性」が加わります。

その結果、発作的な犯罪を招き易い情況を作り出します。

これを証明するかのように、凶悪殺人・無差別殺人の容疑者が、

低血糖状態であったという調査がアメリカ合衆国(USA)で報告されています。

更には、低血糖状態の夫婦が「言い争い」になり、それが原因で離婚することが多いとの発表もあります。

一方、日本では、食事と犯罪・離婚などの関連性を追及することが行われないまま、

つまり、真相ではなく、表層の原因追求で終始しています。

しかし、日本でも、砂糖の摂取量が異状に多い運転手が、低血糖状態になり、

交通事故を多発させていると、いう調査が下記の書籍に紹介されています。

これらの運転手は、砂糖を舐めながら運転しているわけではなく、

「眠気覚まし」のつもりで、飲んでいる「缶コーヒー」が、逆に「交通事故」の原因となっているのです。


参考:「健康生活の常識」北海道消費者連盟編著


→ 砂糖や精白食品による低血糖(がんは感謝すべき細胞です。)

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