このブログは、メインブログ "tremplapin blog" 中の、エコロジーや、食、健康についての記事を取り上げ、
たいした知識はないですが、私なりに少しでも多く、地球に恩返しをするため、もうちょっと深く地球のことを考えたブログです。
いろいろなHPなどからの文をお借りして書いています。
偏った調べ方だったり、矛盾した考えがあったりするかもしれませんが、私の勉強がてら、みなさまが意識するきっかけになればと思います。
初めは、自分や家族の健康維持を考えることから意識し始めた、添加物、遺伝子組み換え、食肉のホルモン剤や抗生物質、予防接種などの問題が、
今 世界中で起こっているさまざまな問題に繋がっていることに気づき、一人でも多くの人に伝えたいという思いで始めました。
自分達の健康を見つめ直すことが、エコロジー(生態学)と繋がっていると思います。
母なる愛する地球に、少しでも多く「ありがとう」を言うために。


2010/01/05

お肉のこと。3


オーガニック食品の定義NOP-National organic program/米国農務省全米有機プログラム

「後世の人々のため、環境の質を高めるべく、再生可能な資源を使用し、
 土や水を再利用することに重きを置いた農家によって生産された有機食品。
 肉、鶏、卵、乳製品に関しては、抗生物質や成長ホルモンを
 一切与えられていない動物から作られたもの。従来型の農薬、合成物質や汚泥を含む肥料、
 遺伝子操作、電離放射を使用・行わずに生産されたもの。」


オーガニック畜産物の原則 欧州共同体評議会)
EUオーガニック指より、分かりやすい文章を使わせていただきました。翻訳 : 特定非営利活動法人ヨーロッパオーガニック食品普及協会)

一般原則
・再生可能な自然資源の利用による(家畜肥料、野菜、飼料作物)農作/畜産方式、放牧方式は
 長期間にわたって土壌の肥沃さを維持し改善する事を可能にし、持続可能な農業の発展に貢献する

・土壌、地表、地下水汚染を最小化するために、家畜は自由に動ける土地が与えられ、
 一単位あたりの動物の数は制限されなければならない。

・過放牧や表土流出の問題を避けるため、また家畜の排泄物が環境に逆の影響を与えることを
 回避できる範囲で、家畜肥料の施肥を可能にするため、
 家畜の数は、牧畜に利用可能な場所に厳密に適合しなくてはならない。

・家畜は有機的に生産された飼料で肥育されなくてはならない。

・幼少哺乳類への飼料は自然乳を基本とし、母親のミルクが優先される。
 全ての哺乳類は種によって以下の期間は最低自然乳を与えられなければならない。

・家畜の栄養摂取に使用される飼料、飼料原料、飼料に添加物を混合する飼料の加工補助剤と
 特定の製品は、遺伝子組み替え生物またはそれに由来する生産物から提供されされてはならない。

病気の予防と獣医による治療
・植物抽出エッセンスなどのハーブを利用した治療(抗生物質のエッセンスなどを除く)、
 植物・動物・鉱物などのホメオパシー療法の製品、微量元素などは、
 治療効果がその家畜の種類にとって効果的であり、その処置が必要な状況であれば、
 化学的に合成された逆症療法の家畜用医薬品や抗生物質より優先的に使用される。

・成長促進剤およびその製品 (抗生物質、コクシディオスタティクス 、
 その他の成長を促進する目的の人工的な補助を含む)、ホルモン、
 繁殖管理その他の目的のための類似する物質(例:発情誘発剤、同期剤)の使用は禁止されている。
 ただし、獣医による治療上の処置として、家畜個体ごとにホルモンが投与されることはある。

・原則的に、有機的に飼育される家畜の再生産は自然の方法にもとづかなければならない。
 加えて人工授精は禁止されている。

畜産管理の実践、輸送と畜産品の識別
・動物をつないでおくことは禁止されている。

・堵殺まで誘導する間、家畜へのストレスが最小限になるように扱われなければならない。

家畜肥料
・農業に使用される肥料の総量は、1ヘクタールにつき年間170キロの窒素を超えてはならない。

・家畜肥料の貯蔵設備は直接排出、流出、土壌への浸透による水の汚染が起きないようにする。

自由に動ける土地と畜舎
・家畜は自由に行動し、屋外で運動したり走行できる土地を与られ、
 必要があれば地方特有の天候や家畜の品種によって、雨・風・日光・極端な温度から
 十分に保護されなければならない。

・畜舎の飼育密度は家畜に快適性や健康をもたらすものでなくてはならない。
 特に品種や系統、年齢が考慮されなくてはならない。
 家畜の快適性にもとづき、立ったり横になったり向きを変えたり、毛づくろい、手足の屈伸、
 羽ばたきなどの考えられる自然な姿勢や動作をするのに十分な、
 最適の飼育密度は特に群れの大きさと家畜の性別に関係した行動上の必要性を考慮する。

・すべての哺乳類は放牧または屋外の運動と走行をするための土地が与えられなければならない。

・家禽は自由に動き回れる状態で飼育し、かごに閉じ込めた状態で育ててはいけない。


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ちなみに、フランスのスーパーやお肉屋さんに並んでいるLabel Rougeは、
オーガニックではないですが、フランス公認の優秀品質を保証する目印。
肉類、チーズ、乳製品、ハム類、果物、野菜、海産物、鶏、卵類などの食品がありますが、
オーガニックに限りなく近いようです。

Label Rougeのラベルを認可するための契約規定 五大法則

● 抜粋された血統
 家畜が昔ながらの自然な育ち方をし、ゆっくりと成長していること。
 肉の美味さで定評があること。

● 農場で飼育していること
 野外の広い場所で自由に鶏が走り回れること。それぞれ少グループで育てられていること。
 草が生えている場所があり、日陰もあること。

● 穀物がベースになった飼料であること
 動物性油や小麦粉は一切使わない。成長を促す抗生物質も一切使用しない。
 (成長ホルモンに関しては、ヨーロッパでは禁止されているので、
  抗生物質・成長ホルモンともに使用していないということになります。)

● 飼育期間が長いこと
 一般の鶏の約2倍以上の期間、飼育すること。

● 鮮度を保証すること
 衛生面の条件も一貫して管理されていること。

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